これって常識!?
大人のマネークイズ
【不動産投資編】
Q1
不動産の物件情報には、最寄り駅から現地までの距離を表す目安として、徒歩での所要時間が書かれています。この所要時間は、1分で歩く距離の目安をもとに計算されます。1分あたり何メートルとされているでしょうか?
- 1. 50メートル
- 2. 80メートル
- 3. 110メートル
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2. 80メートル
不動産の物件情報に記載されている「徒歩○分」のような表記は、地図上の道路距離から計算されています。その原則は、「道路距離80mを歩くのに要する時間を1分とする」という規定にもとづいています。つまり「駅から徒歩10分」は「駅まで道路を歩いて800mの距離」に物件があるということです。この所要時間は、道路の距離を単純に80mで割って算出しているもので、坂道や歩道橋、信号や踏切などの有無は考慮されていません。ですから、実際に歩いてみるとそれ以上の時間がかかる場合もあります。住まいを探すときには、現地に実際に出向いて、歩いてみると、より状況がよく分かります。
Q2
不動産売買の際に、売買を仲介してくれた不動産会社に支払う手数料が「仲介手数料」です。この仲介手数料について、説明が間違っているのは次のうちどれでしょうか?
- 1. 購入する場合でも、売却する場合でも支払う必要がある
- 2. 最終的に契約がまとまらなかった場合でも支払う必要がある
- 3. 不動産会社から直接購入する場合には支払わなくてよい
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2. 最終的に契約がまとまらなかった場合でも支払う必要がある
「仲介手数料」は、購入する場合でも、売却する場合でも、仲介会社が間に入った取引であれば支払う必要があります。金額は、400万円超の物件の場合で、物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税で計算されるのが一般的です。ただし、不動産会社が所有していた物件を直接購入する場合には発生しません。また、成功報酬としての性質を持つ手数料ですので、契約に至らなかった場合や、契約はしたけれど、決済(物件の引き渡し)が行われなかった場合には支払わなくてよいことになります。
Q3
不動産投資ができる金融商品のひとつに「REIT」があります。これは、日本語にするとどういう意味でしょうか?
- 1. 不動産連動債券
- 2. 不動産投資信託
- 3. 不動産関連株
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2. 不動産投資信託
REITとは、「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産投資信託のことです。REITは、投資家から資金を集めて不動産を運用し、そこで得た賃料収入などを投資家に分配金として還元するしくみになっています。1960年代にアメリカで誕生したREITは、日本では2001年から取引が始まり、「J-REIT」(ジェイ・リート)と呼ばれています。REITは、「投資信託」と名前がついていますが、上場株式と同じように取引所で取引されています。一般的な投資信託は、その価値を示す基準価額は1日に1回決定するのに対し、REITは取引所が開いている間は常に価格が変動します。
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